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なんで今さら紙芝居3

紙芝居はkamishibai

 紙芝居は戦前から多くの人たちに支持され愛されてきました。絵と語りがあり、わかりやすいので子どもから大人まで楽しめます。キリスト教や仏教の布教活動にも利用されてきました。

 

戦中は、残念なことに戦意高揚に利用され、国策を広めることに利用されました。

戦後、GHQは新聞やラジオのメディアの統制をしました。また、紙芝居という日本独自のメディアの影響力の大きさに驚いたGHQは、紙芝居担当の部署をつくり紙芝居の検閲・取り締まりを行ったと聞いています。日本独自の文化である歌舞伎は、「kabuki」と紹介されているように、紙芝居も「kamishibai」と紹介されているようです。

 

 現代では、子ども対象の紙芝居だけでなく、高齢者向きの紙芝居も多くつくられるようになってきました。また、「オレオレ詐欺防止」「振込み詐欺防止」など防犯用の紙芝居を上演したり、「交通安全」「火災予防」「地震・洪水」などの防災用の紙芝居が作られて、警察関係や消防署関係・自治体などに利用されるようになりました。